アルツハイマー型認知症

「アルツハイマー型認知症」とは

物忘れ・日時や場所がわからなくなるといった症状が徐々に進行する病気で、認知症の原因疾患の半分以上を占めています。進行はゆっくりですが、中には数年で高度の認知症になってしまう方もいます。多くの方が老年期に発病しますが、初老期に発病する場合もあります。
側頭葉頭頂葉から、前頭葉後頭葉へと脳萎縮が広がってゆきます。

   
 

「アルツハイマー型認知症」の原因

脳に「 アミロイドβたんぱく質」と「 タウたんぱく質 」という、2つのたんぱく質が異常に蓄積することが原因と考えられています。

 

「アルツハイマー型認知症」の治療方法

脳を顕微鏡で観察すると、アミロイドβたんぱく質は「老人斑」、タウたんぱく質は「神経原線維変化」という構造をとって蓄積しています。

脳内でアセチルコリンという物質が減少しますので、脳内のアセチルコリンを増加させる薬剤を治療薬として使用します。またアミロイドβたんぱく質の異常蓄積を防ぐ(あるいは減少させる)薬剤の開発が進んでいます。