片頭痛とは
頭の片側または両側が脈打つようにズキンズキンと痛む病気です。
月に1~2度とか、多くても週に1~2度の頻度で発作的に起こるのが「片頭痛」です。
「片頭痛」の原因
血管説(血小板から血管を収縮させる作用を持つセロトニンが放出されるため一旦脳の血管が収縮し、その後時間の経過とともにセロトニンが分解されていき減少することによって一度収縮した血管が逆に拡張するために頭痛が起こるというもの)と、 三叉神経説(三叉神経が刺激されることにより、三叉神経の末端から血管を拡張させる作用をもつ様々な神経伝達物質が分泌されます。それらの働きで拡張した血管や、それによって発生した炎症が神経を刺激して痛みが起こるというもの)が知られています。激しい頭痛であっても片頭痛自体が命にかかわることはありませんが、他の危険な頭痛を必ず鑑別しておくことが必要です。
「片頭痛」の症状の現れ方
片頭痛には、痛みの起こる直前に「閃輝暗点」とよばれる、「目の前で光がチカチカする」「視野の一部に歯車のようなギザギザしたものが見える」など前兆を伴うものと、伴わないものがありますが、前兆を伴わない片頭痛のほうが多く、同じ人でも前兆がいつも現れるわけではありません。
「片頭痛」の治療方法
治療にはトリプタン製剤が使われます。